6か月を過ぎたら…まずはチェック!

2020-08-20

寝付きを良くする最良の薬は、なんといっても規則正しい生活です。お子さんが月齢6か月を過ぎているなら、まずは日常生活を振返ってみて下さい。

個人差はありますが、子供は6か月を過ぎる頃から昼夜の区別がついてきます。

こんな状態ではないですか?

□  起床・就寝・食事などの時間が毎日ばらばら

□  起床後3時間以内に昼寝をしている

□  昼間、子供の機嫌が悪い(特に寝不足気味の時)

□  遅い時間に昼寝する習慣があり、起きてから4時間以内に就寝時間になる

□  夜の睡眠時間が11時間以下(乳幼児の場合)

上記の1つでもYESがあれば、何かしらの問題があるといえます。
是非、下記を実行してみてください。


STEP1:生活時間スケジュールを決める

まずは、個々の生活事情に合わせた起床・就寝・昼寝の時間を決めます。そして、その間の食事や入浴などの順番・大まかな時間も決めます。この際気をつけることは下記の点です。

・乳幼児であれば11時間以上の睡眠は必要です。

起床・就寝時間はこの睡眠時間を確保できるように計画します。
(長すぎてもトラブルのもとです)

(注)月齢に応じて必要な睡眠時間は少しづつ変わっていきます。詳しくはこちらをご覧ください(→必要な睡眠時就寝時間は9時前が理想ですが、極端に遅い時間でなければ、それぞれの家庭の事情に合わせます。

・少なくとも、お昼寝の前は3時間就寝の前は4時間起きているようにします。

スムーズな寝かしつけのためにこれくらいの時間は必要です。

就寝前には、子供の月齢に合った「おやすみの儀式」を行うようにします。

おやすみの儀式とは、就寝前に毎日行う段取りです。

調査によると、6割の乳児に何らかのおやすみの儀式があるそうです。子供にとって、眠るまでの段取りが一定していることは安心感につながるので、眠りに入りやすくなります。

昔の子供なら、昼間走り回って遊び、疲れてバタンと眠ったのでこのような段取りは必要なかったでしょう。現在ではそれほど外遊びもできない場合が多く、夜になってもテレビなどの誘惑が多いので、眠る前になんらかのステップが必要です。

例えば、絵本を読んだりお話をしたり、月齢が浅ければおむつをゆっくり替えるお風呂に入る、など。穏やかな時間の過ごし方であれば何でもOKです。穏やかに楽しめる儀式を作って、寝る前のひと時を楽しみましょう。

昼寝の終わりや起床時間になっても子供が寝ていたら、ためらわず起こします

子供がすやすや寝ていると、ついそのまま必要以上に寝かし続けてしまいがちです。しかし、昼寝が長引いたり起床時間が遅くなったりすると、せっかく出来かけている子供の睡眠リズムの確立を妨げてしまいます。

その後でなかなか寝つけないという事態も起きますので、可愛そうに思えてもちゅうちょせず起こしましょう。

STEP2:無理のない範囲で実行

この場合の注意点は、

面倒でもしばらくはそのスケジュールになるべく従うこと。スケジュールのずれは、なるべく30分以内くらいに抑えます(ただしできる範囲で)。2~3週間すれば生活リズムが確立して、旅行など例外的な行動の後も普段の生活時間にスムーズに戻れるようになります。

STEP3:時々現状を振り返って微調整

ートに毎日の生活時間や気付いたことを記入すると、現状がはっきりとわかります。

出産後に、授乳や排せつについてノートに記録されていた方は多いと思います。記録してみると色々なことがわかります。

これだけのことで、昼寝を全くしなかった子が1~2時間ぐっすり眠るようになったり、決まった時間にスムーズに寝られるようになる例もあります。

また、規則的な生活を心がけても上手に眠ることが難しい子どもには、

ネントレ

を考えてみてください。

子供がすんなりと眠り、朝までぐっすり熟睡するようになると、生活が180度変わります。何より、良質の睡眠は子供の心身の成長にも非常にプラスです。

子供のために頑張りましょう!