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ネントレその後-ベビーベッドはいつまで?(2-3歳~)

ネントレに成功した! さて、その後は・・・?ベビーベットはいつまで使える?

実はこれ、結構悩ましい問題です。ネントレに成功しても、ベビーベッドに寝かせた場合は「その後」があります。 むしろ「その後」の方が面倒かもしれません。

添い寝の場合も、「熟睡できない・・」「疲れがとれない・・」等、睡眠に関する悩みを抱えていませんか?子どもの心身の成長と共に、親との添い寝から子ども部屋のベッドや布団に寝場所を移す必要が出てくるかもしれません。

そこで今回は、いつ?どうやって?ベビーベッドを卒業して子ども用ベッド(もしくは布団)に寝場所を移行するのか?について。

ベビーベッドに限らず、添い寝の場合も幼児期以降の寝場所や睡眠について悩みをお持ちの方、是非ご参考ください。

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<もくじ>
1.いつ?-ベビーベッドから子供用ベッド(布団)への移行時期
2.どうやって?-ベビーベッドからの卒業方法
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1.いつ?(ベビーベッドから子ども用ベッド・布団への移行の目安は?)

→明確な目安はないが3歳前後を目安に

トイレトレーニングのように、移した方が良い時期の明確な目安はありません。

専門家によると「自分のベッドの上で寝る」ということを理解し、スムーズにこの移行を行えるようになるには、ある程度の認知の発達が必要だそうです。また、「なるべく長くベビーベッドに寝かせた方が良い(=ベビーベッドからの卒業は遅い方が良い)」という意見もあります。

このため、他の理由が生じなければ、3歳前後を目安に移行すると考えて良いのではないでしょうか。ベビーベッドから抜け出そうとした時は、慌てて子ども用ベッドや布団に移行するのではなく、ベビーベッドの床をいっぱいまで下げて対応可能であれば、そうしましょう。

また、月齢とは関係なく、多くの家庭でベビーベッドを卒業せざるをえない状況があります。その主な理由としては、

・ 成長してベビーベッドが手狭になった
・ ベビーベッドから抜け出すようになり、危険
・ トイレトレーニングの開始
・ 下の子が生まれる

といったものです。
下の子が生まれる場合は、あわててベビーベッドを空けさせることをなるべく避けましょう。できれば下の子がベビーベッドを使うようになる3~4ヶ月前、もしくは下の子の生まれる6~8週間前までに、余裕を持って移行することが大事です。

他の事情の場合も、移行は計画的に。なるべく“余裕をもって臨機応変に“が目標です。

2.どうやって?-ベビーベッドからの卒業方法

ベビーベッドから子ども用ベッド(もしくは布団)へスムーズに移行できるかはかなり個人差がありますが、いくつか押さえておきたい共通のポイントはあります。
添い寝から子供部屋へ子どもの寝場所を移す場合も応用できるポイントがありますので、是非参考にして下さい。

体調が悪くないか、精神的な不安やストレスを抱えていないかをまず確認する。
体調が思わしくない時は、別のタイミングを選びます。精神的な悩みがあって不安定な時は、昼間に時間をとって話を聞くなど、まずは原因を取り除く努力をしましょう。

・両親(保護者)が相談して寝場所を移すことを決めたら、子どもにも説明して納得してもらう。説明はなるべくキッパリと。
「体が大きくなったのでゆったりとしたスペースでぐっすり眠れるように」
「あなた自身のために」
ということを説明しましょう。親が添い寝で睡眠を阻害され悩んでいるなら、
「ママ・パパが良く眠って元気にあなたと生活できるように」
という説明もします。

・新しいベッドや布団を購入する場合は、楽しいイベントに。
子ども用のベッドは、安くて可愛いデザインのものが多く出回っています。子どもが気に入ってそこで寝ることが楽しみになることが理想です。

子ども用ベッド

・ 子ども用ベッドを設置する際は、(なるべく)ベビーベッドがあったのと同じ場所に子ども用ベッドを置く

・ 子ども用ベッドには、安全のため転落防止柵を設置する
ベッドのタイプに合ったものを選びましょう。

ベッドガード

・子どもが抜け出してしまう場合は、辛抱強く説明しながら子どものベッドに戻す
お気に入りの新しいベッド(または布団)を購入できたとしても、新しい寝場所がなかなか定着しないことはよくあることです。この場合は、キッパリとした態度で淡々と新しいベッド(布団)に戻しましょう。簡単ではありませんが、ほとんどの場合成功します。
時には、一晩に何回も元の寝場所と新しいベッドを往復することになるかもしれません。子どもとの根競べのようになってしまうこともあります。

・子どもが親のベッドに来たがる時は、それが単なるクセであって何かにおびえてパニックになっているのではないことを確認する。
子どもがパニックになっている場合は、予定を変更してまずは子どもを安心させます。そばにいてぎゅっと抱きしめたり、「心配ない」となぐさめてあげましょう。
(心配な症状についてはこちら参照下さい→心配な睡眠障害

上の子は下の子よりも大変になることが多い
たいていの場合、下の子は上の子のようになりたくて、スムーズに移行する傾向があります。親が初めての経験にとまどいあやふやな態度を見せると、子どもはわがままを押し切れそうな状況を察知し、なおさら駄々をこねます。

・どうしても新しい寝場所が定着しない場合は、ネントレと「タイムアウト方式」というしつけ法を応用した方法も
→(LINK参照)

・ 何日かたっても慣れないようなら、一旦ベビーベッドを戻し、あきらめずに後日再挑戦してみる。臨機応変に。

といったことがポイントです。

ちなみに・・・

ベビーベッドから子ども用ベッドへ子どもを移す年齢は、欧米では1歳半~3歳半くらいが一般的です。

経験してみるとわかりますが、ネントレに成功すると、ベビーベッドに入れただけで寝てくれますから、親はとっても楽です。ただ、困るのは、成長と共にベビーベッドからよじ登って抜け出そうとするようになる子どもが少なくないこと。海外では、ベビーベッドから抜け出さないよう、上部を覆うネットまで売られているくらいです。

添い寝が多い日本ではあまり話題に上りませんが、小さい頃から子どもをベッドに1人で寝かせることの多い欧米では、ベビーベッドからの“卒業”は親の大きな関心事の一つ。

子供用ベッドへの移行は容易でないため、つい後伸ばしになる家庭も多いそうです。日本人には理解しにくい状況ですが、小学校の入学の時期とベビーベッドからの困難な引っ越しが重なって苦戦する親御さんも少なくないとか。

・・・いずれにしても、子どもの寝場所を移す場合は、なるべく余裕をもってゆっくりと、臨機応変に、がポイントですね。

良い睡眠は子どもの将来への大きなプレゼントです。

はじめは思うようにいかない場合も多いかもしれません。
そんな場合も是非、あきらめず、粘り強く。
家族のよりよい睡眠を考えていきましょう!

<まとめ>
ベビーベッドから子ども用ベッドへの移行で大事なことは、
・ ベビーベッドがあったのと同じ場所に子ども用ベッドを置く
・ 安全のため、転落防止柵をつける
・ 子ども用ベッドを、楽しみなイベントになるように演出する(好きなキャラクターのついたベッドや寝具を購入する、子どもの知っている誰かの使っていたベッドをもらう、等々)
・ 子どもに「どうして寝場所を移すのか?」を説明する
・ 新しい寝床(子ども用ベッド・布団)から出てきてしまったら、キッパリと、かつ淡々と寝床に戻す
・ 何日かたっても慣れないようなら、一旦ベビーベッドを戻し、あきらめずに後日再挑戦してみる。臨機応変に。

《参考文献》
『赤ちゃんがすやすやネンネする魔法の習慣』(Aカストツアーン/H・モルゲンロート著)