赤ちゃんの”泣き”-その理由と対処法(NHK「すくすく子育て」より)

…赤ちゃんの“泣き”、どう対処したら?…泣かせっぱなしで大丈夫?

赤ちゃんの“泣き”に対する専門家の的確なアドバイスを、NHKテレビ「すくすく子育て」の、「赤ちゃんどうして泣くの?」(2015年2月7日放送)という回で見つけました。

赤ちゃんの“泣き”の理由・科学的な分析と対処法・心構えなどなど。赤ちゃんの“泣き”と格闘中のパパ・ママに、今すぐに役立つ内容です。

放送内容をベースに、番組中の二つのテーマについてそれぞれポイントをまとめてみましたので、是非ご参考下さい。

1.「泣いている理由がわからない!!」
2.「泣かせっぱなしで大丈夫?」

続きはこちらから↓
*****************************************************************************

 

1.「泣いている理由がわからない!!」
1-1赤ちゃんの泣く理由-見守るしか対処の方法がないこともある!
「なんで泣いているの?」理由がわからない時は、ほんとに途方にくれますよね。笑顔の時はかわいい赤ちゃんもかわいいと思えなかったり、時には顔を見るのも嫌になったり・・・。

そんな時どうしますか?

一般的な育児書を見ると、赤ちゃんが泣いている場合の主な理由としてあげられているのは、おおむね下記のような理由です。

・お腹が空いている

・おむつが濡れている

・発熱などの体調不良

・暑い・寒い

・服がチクチクする
・・・等々
そして、「赤ちゃんが泣いたら、これらの理由のどれに当てはまるか、あやしながら探っていきましょう」というのが一般的なアドバイスです。
「赤ちゃんは泣くことで伝えているのだから、あやしながら色々な可能性を探っていくことが大事」というわけです。

これは正しい対処法ではありますが、注意したい点は、

“泣き”には個人差もあり、いつも理由がわかるわけではない」ということです。

番組では、下記のような“泣き”の理由もあげています。

・腸のぜん動運動(お腹がグルグル)

・歯の生え始め(歯がムズムズ)

・退屈な時(遊んでほしい)

・寝入りばな

・目覚めの時(うまく寝られない。脳の発達が未熟、睡眠と覚醒がうまく切り替えられない)
これを見ると、たとえ理由がわかったとしても対処の方法がないこともあるのがわかります。
この点を知っていると、泣いている理由がわからずに不安になることをある程度避けられますね。

1-2泣きの科学的な分析と心構え-緊急性のある“泣き”を見分けることが大事!
番組のゲストの一人は、理研黒田公美さんです。

脳科学の見地から親子の行動を研究されており、“抱っこして歩くと泣き止む仕組み”を科学的に証明されました。(注)黒田公美(詳しくはこちら→理化学研究所

黒田さんによると、「赤ちゃんが泣く時、脳のどの部分がどのように働くか、脳科学でもまだ十分に分かっていない」そうです。

ですから、なぜ泣いているのか突き止められない場合もあるわけです。

重要なことは、

緊急性のある「泣き」を判断すること!
つまり、「至急対処が必要な緊急性のある”泣き”なのか、そうでないのか、を見分けることが大事」というわけです。

ここでいう“緊急性のある「泣き」”とは、(例)中耳炎などの病気・暑さ(脱水症になるので危険)などです。

1-3科学的な対処法-緊急性の低い泣きには「様子を見る」もあり!
赤ちゃんの“泣き”を抑える対処法として、科学的に効果が証明された方法がいくつかあります。それは、下記のような方法です。
・授乳

・おしゃぶり

・スキンシップ

・糖水(甘い飲み物)

・抱っこして歩く
(下記参照)・・・など

加えて、寝かせるよりハイチェア、横抱っこよりも縦抱っこが良い(体を起こした方が気がまぎれるため)という研究もあります。

そして、専門家としての黒田さんのアドバイスは

緊急性が低い“泣き”の場合、「泣いていても仕方がない」というのはありではないか?ということです。つまり、

「抱っこしたら泣き止み、置いたら泣く、という場合はある程度緊急性が低い泣きだと判断する。この場合“様子をみる”のもあり」  というわけです。

黒田さんは科学者ですので「~というのもあり」という慎重な表現をされています。

ここでのポイントは、 “「様子を見る」ことは、「泣きっぱなしで放置する」ことと同じではない“ ということだと思います。

様子を見ながら見守ることは悪い事ではない、という訳です。

スポンサードリンク




<「抱っこして歩く」についてもっと詳しく>

:泣いている赤ちゃんが「泣きやみ、おとなしくなる」方法として、黒田さんが実験で科学的に証明されています。

(詳しくはこちら→抱っこして歩くと赤ちゃんがリラックスする仕組みの一端を解明-経験則を科学的に証明、子育ての新たな指針に)。

泣きを抑える大事なポイントは?

→「移動する」という気持ちで長時間歩くこと!

 

ゆらゆらするというより、実際に移動することが大事です。ゆっくりでいいから、赤ちゃんがたとえ泣いていてもどこかに「行く必要がある」という気持ちで。

 

どういうメカニズム?
→哺乳類の赤ちゃんは、親に運ばれるとき大人しくなる習性があります。親に運ばれている時に泣いたり暴れたりすると、結果的に敵に見つかりやすくなるためです。
これは「輸送反応」と言って、自然界で身を守るために備わっている本能です。人間の赤ちゃんも、抱っこで移動する際にはこの本能が働き、大人しくなります。

 

こちらも参考下さい→「どうしても泣き止まない赤ちゃんへのヒント」