どうしても泣きやまない赤ちゃんへのヒント(新生児~3カ月)

赤ちゃん(特に新生児~3ヶ月くらいの頃)がどのくらい泣くか、どのくらい眠るか、というのは非常に個人差があります。

子供が泣き続けて精神的に追い込まれても、相談する人が身近にいないこともあるでしょう。また、相談しても、「すぐ泣きやんですやすやねんねする“ラク”な赤ちゃん」を育てたお母さんからは、「どうやっても泣きやまない赤ちゃん」の親の気持ちはなかなかわかってもらえないかもしれません。

そんな時、たとえ初めての子供でも「赤ちゃんはこういうものだ」という知識があれば…激しく泣き続ける赤ちゃんにも動揺せず、必要以上のストレスを感じずにすんで少しは気がラクになるかもしれません。

そして、泣いても「何かしなければ!!」と慌てる必要はなく、まずは「観察する」ことが大事だと知っていたらどうでしょう?

乳幼児期(新生児~4か月くらいまで)は、心身が急激に成長し、眠り方を学習していく重要な時期でもあります。この時期は特に、泣いてもすぐにはあやさず、「ちょっと待つ」ことで劇的な効果を得られる時期です。
(参照→「4か月くらいまで…眠り上手な赤ちゃんにする絶好のチャンス!」)

この「ちょっと待つ」子育てを実践するフランスでは、生後6週間から数か月の間に朝までぐっすり眠るようになる赤ちゃんが多いそうです。日本では「泣いたらすぐあやしてあげるべき。放っておいたら可哀そう。」という感覚がありますが、必ずしもそれが良いとは限らないようです。
フランスの子どもは夜泣きをしない パリ発「子育て」の秘密参照)

また、「赤ちゃんが泣きやむ5つのスイッチ」は、新生児~3カ月くらいの赤ちゃんを泣きやませるための実践的な方法が書かれています。こちらも是非参考になさって下さい。
(→赤ちゃんが泣きやむ5つのスイッチ 

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泣くのは胃腸に問題があるから…?おなかにガスがたまるから…?

育児書では、赤ちゃんが泣き続ける場合は「胃腸に問題がある」もしくは「おなかにガスがたまるから」という原因がよくあげられています。

が、これは必ずしも正しくないようです。最近の研究で「胃腸に問題があって泣く」ケースはごく少ないとわかりましたし、「おなかにガスがたまる」のも、泣いて空気を吸い込んだ結果ガスがおなかにたまるのだそうです。

ですから、定期健診で問題がなければ、あまり「健康に問題があるのでは…?」と悩みすぎないことが大切です。

泣いたらとにかくあやす?

泣いてもすぐにはあやさず、「ちょっと待つ」ことの絶大な効果は、この記事の最初に記した通りです。
(参照→「4か月くらいまで…眠り上手な赤ちゃんにする絶好のチャンス!」)

そして、想像してみてください。新生児は、何カ月にもわたって慣れ親しんだお母さんのお腹の中から、全く違う環境の外の世界へ飛び出したばかり。急激な変化に戸惑いながら、必死で順応しようとしている最中です。

時には押し寄せる刺激に耐えきれず、ただただ泣いてしまう時もあるかもしれません。そんな時は、

  • おむつはぬれていないか?
  • おなかが空いていないか?

チェックし、赤ちゃんの様子を観察してみましょう。こうして「ちょっと待つ」ってから、その後はこうしてみましょう。

  • 静かな声でやさしく話しかける(「しーつ」という声も有効です)
  • 静かにゆらしてあやす
  • 背中を反らしたりして興奮している場合は、なるべくそっと姿勢を戻してあげる

積極的にあやしたり揺さぶったり、ひっきりなしに授乳することは刺激を増やしてしまうので逆効果になる時もあります。

泣いたら常にかまってあげないとかわいそう?

静かにあやしても、泣き始めてから5分~10分以上興奮状態が収まらない時。そっとベッドや布団においてしばらくそばで見守ってみます。興奮が収まって自分で落ち着きを取り戻し、泣きやむ時もあります。

「泣いているのにかまってあげないのはかわいそうだ」と思う方は、機嫌が良い時に、泣いている時以上にかまってあげて下さい。
そうやって機嫌の良い時にも一緒に遊んであげれば、「泣きやむとかまってくれなくなる」と誤解させずにすみます。

この子はずっと泣き虫なの?性格だから仕方がない?

確かに、生まれつき泣き虫な子もそうでない子もいるでしょう。
でも、子供は成長の過程でどんどん変わっていきます。今泣きやまない子だからといって、ずっとそうである確立はあまり高くありません。

激しく泣き続ける乳幼児と長期間一人で接していると、「永遠にこのままなのでは?」という錯覚に陥りがちです。

でも、子供は今必死に環境に慣れようと頑張っています。子供はある日突然変わります。目や手、足などが徐々に自分の思うように動かせるようになると、「自分の思う通りにならなくて泣く」ことも少しずつ減っていくでしょう。

赤ちゃん(特に新生児~3ヶ月くらいの頃)がどのくらい泣くか、どのくらい眠るか、というのは非常に個人差があります。

個人的な話ですが、私の子供(男児)はまさに「火がついた」ように泣いて、しかもなかなか泣きやまない子でした。特に0歳児の頃は、近所に虐待を疑われないか冷や冷やしたものです。
しかし、2歳になった頃から激しい泣き方がぴたりと収まり、むしろにこにこ和やかな子供に変身しました。

難しいと思いますが、家事など手を抜けるところはうまく手抜きして、ママ・パパはなるべくゆったりと見守ってあげましょう。もうしばらくの辛抱です!
《参考文献》

『赤ちゃんがすやすやネンネする魔法の習慣』(Aカストツアーン/H・モルゲンロート著)

フランスの子どもは夜泣きをしない パリ発「子育て」の秘密